朝7時におきる。Quitoはやはり高地のせいか朝は少し肌寒い。9時半の飛行機でガラパゴスに向かう。フライトはだいたい3時間くらいだっただろうか。到着し入島税$100を支払い、バスに乗って船の待つ港に向かう。ここにくるとやはり観光地。ほとんどが白人さんである。ちなみにここでもアジア人は僕以外に一人しか見かけなかった。。。
バスで約3分くらい。船のある港に到着する。ついたとたんにアシカが目の前で昼寝している。ペリカンがすごい勢いで魚を取っている。想像以上だった。現代人には、野生の動物は本当に稀にしか見れず、いても人間を恐れて近づいては来ないことが常識とされている。改めて、ここにある光景が自然な自然の姿なんだと感じる。
いよいよ乗船。。船の上ではナチュリストでガイド役のホルヘさんによる注意事項等の説明。乗客は16人。フロリダからきた母娘。オーストラリアから来たアメリカ人とスイス人のカップル。イギリスからひとりで来た女の子。メキシコで青年海外協力隊に参加している日本人。カリフォルニアからきた高校生8人とその先生1人。そして僕。ホルヘの説明が終わりしばらくすると船は最初の目的地Santa Cruz島に到着する。
Santa Cruz島では、カニ、イグアナ、フラミンゴが普通に目の前にいた。まだ、冷静にそれらを見るというよりは、ただただその自然の姿、人間をおそれない動物達に驚きと興奮の連続だった。ガラパゴスでは旅行者はナチュラリストの同行を義務つけられている。また動物がいかに近い場所にいても触れることは許されていない。土や石ころひとつ島から持ち出すことも禁止されている。島を離れる時は必ず、靴の裏についている泥を落としてから島を後にする。
自然保護が非常に高いレベルで行き届いている。ただ、それに矛盾を感じる時もある。人間が自然を破壊したのは事実。ただ、自然とはナンなんだろうか?人間の技術が発達したのもある種の自然のひとつともいえる。人間も動物であり自然のサイクルのひとつなのだから。人間も、人間が創り出した自然破壊を起こす技術もまた、この地球の大きなサイクルなのだ。そういう意味では、人工的にゾウガメの卵を孵化させ自然に帰すという行為は、地球のリズムに逆らっているともいえる。ただ同時に、人間の自然を保護しようとする動きもまた自然サイクルのひとつだ。結局、全てが全て、なるようになる。地球の、そして世の中のサイクルなのかもしれない。
月の明かりを、生まれて初めて実感した。夜、デッキにあがる。暗闇かと思いきや、意外にも薄明るい。月明かりだ。月の輝きその下のさざ波がきらきらと光っている。月の明かりがこんなに明るいものだとは知らなかった。
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