9時に目覚ましをかけるが7時ごろに起きる。あとで気付いたがQuitoと東海岸は時差がない。7時だというのに外は明るい。今回Quito滞在は1日しかない。まぁとにかく出掛けるか、ということでシャワーを浴びて宿を出る。10分ほど歩いたところにバスが走る道がある。バスに乗って赤道記念公園に行こうと思ったからだ。が、バス停は見当たらない。周りの人たちを見ていると、バスが来たところで手を上げて、すこしスピードを落としたバスに飛び乗る乗っている。10分ほど待った後、目当てのバスがやってきた。見よう見まねで、強引にバスに乗り込む。バスは満席、だが前の方のマットのようなものがしかれ、追加で5人程度座れるようになっている。ぼくはとりあえずそこに座る。というか座らされる。次々と、皆手を上げバスに飛び乗る。バスら降りるときもバスは完全には止まらないため、皆飛びおりるのだ。
外を見ると、普通に子供達がトラックの荷積みに座っている。バスがいつ来るかは誰も知らない。バスは時々、客がいても止まらずに通過する。でもこれが彼らの常識。日本での常識といったらバスは、寸分たがわず時刻表通りにやってくる。皆おとなしく座り、決められたバス停でアナウンスが入りそこで降りる。
常識とはナンなんだろう。環境がそれを作るのはわかる。では倫理とはなんだろう。何が正しくて、何が正しくないのだろう?子供の頃、親のしつけを受ける。これは全てが正しいことなんだろうか?学校で、会社で、いろいろなことを学んだ?でもそこで正しいとされたことは、ここでは正しくない。
日本では「何もしなければ安全だ。」、ある世界では「何もないと死んでしまう。」
赤道の公園に到着する。思っていた以上に、ここの人たちは英語が話せない。明らかに観光客向けのレストランでもスペイン語だけだ。これは予想以上につらい。Quitoについてからはじめてアジア人を見た。といってもAsian Americanだ。それほどアジア人は希少だ。白人も少ない。彼らもスペイン語を話せないケースが少なくない。白人を見つけると安心する。ここまで白人に親近感をおぼるのは初めてだ。同じガイジンとして。
バスとメトロを使い、今度は旧市街に向かう。土曜のせいもあってすごい人出だ。教会やらなんやらいわゆる観光スポットを押さえつつ、街をぶらつく。
しょうもない話をひとつしておく。旧市街に小さーい映画館があった。そこで上映されていたのは、「Okay Mister Pancho」マスクをかぶったレスラーが女の子を抱き上げいているポスターが張ってある。非常に興味深い。なんミスターパンチョである。パンチョがどんな大活躍をするのか。そしてEcuadorの人たちがこの映画をどう楽しむのか・・・。
夜はEcuador料理とやらを食す。でもイマイチ。
明日からいよいよガラパゴス。今日はそろそろ寝るとする。
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