ちょっと前の事になる。
偶然にも、同じ週に懐かしい二人からもらったEmail。
1つは、JohnからのEmail。
NYにあるLeverHouseRestaurantでマネジャーを務めている。
もう1つはJeffからのEmail。
Cornellでのクラスメイト。SFで暮らしている弁護士さん。自分のローファームを経営し、今はレストラン事業の立ち上げ準備に追われているらしい。
日本に戻ってきて早8ヶ月。
いろいろなことがありすぎて、もう2,3年位経ったイメージ。
もちろん、明確な目標を持って、
日々、充実しつつ、楽しくやらせてもらってるのだが。。。
この懐かしい面々からのEmailで、
改めて、
ゴールに向かって邁進する気持ちの強さと、
全ての出来事を素直に感じ取る気持ち、
当時、当たり前のように持ち合わせていた気持ちを思い出す。
と同時に、この8ヶ月、
すごくシンプルなこういう気持ちが、
なんとなく疎かになっていた自分を感じる。
東京にいても、世界中のどこにいても、
どんな環境にいようが、
、こういう気持ちは常に高く、
昔以上に常に高くもっていたいと思う。
、と同時にそれを気づかせてくれる昔の友に感謝する。
ちょうど1年前の冬、僕はJohnのレストランでインターンを行ってた。
初めて、働くNYの高級レストランの現場。マネジャーポジションから、ソムリエ、サーバー、ランナー、バッサー、キッチン、食材の買い付け、ワインの買い付けとほとんどのポジションを体験させてもらった。安い賃金で働くメキシコ人コミュニティの中にも入れてもらった。彼らがSOHOに出す新しい店のプロジェクトにも参加させてもらった。現場のサービスのイロハから、マネジメント、店舗設計に至るまでのNYスタイルの基礎を教えてもらった。
本当に一瞬一瞬が勉強になって、
こんな体験2度と出来ないと思って、
全てを吸収しようとしてた。
日本に帰ってからの自分のゴールのために。
Johnからの短いEMAILはそんな日々を鮮明に想い返すのに十分な深さを持っていた。
Jeffとはクラスメイトの中でも仲の良いほうだった。
彼はスタンフォード出身の弁護士。中でも、早くから独立して自分のファームを持つなど本当に頭の良い人だった。
でも、優しくて、いつもオレの相談に乗ってくれたりアドバイスしてくれたり。それも上から目線で助言をくれるのではなく、対等の立場でいろいろな意見交換をしてくれる。オレからもっといろんなことを吸収したいとも言ってた。表面的な優しさだけでなく、お互いの価値観をぶつけて、深いところで議論の出来る唯一のアメリカ人だった。
そんな彼からのEMAILは他愛もない内容だった。彼の近況報告と、今度彼がOPENさせるレストランのインフォメーション。
でも、Johnのそれと同じく、
僕にとって、彼の短いEMAILは、
1年前の当時の生活と当時の自分を思い起こすのに力があった。
ど田舎のキャンパスで、
ひたすら勉強して、
会う人一人一人から、
出来るだけ多くの事を吸収しようとしていた。
少しの不安も感じていた。
日本に帰って、
自分に何ができるのか?
やりたいことは沢山あるけど、
それをやる力が本当にあるのだろうか?
理由はなんにせよ、
一生懸命だったのは確か。
たまに届く、
こんなEMAILたちは、
今の自分を戒めるのに十分なパワーを備えていた。
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