そもそも、新しいお店を出すためのプレゼンに来ているのですが、
今回の台湾出張。
そんな中で、
先方ディベロッパーの財閥系企業TOPな面々とミーティング。
ミーティング後に、その財閥ファミリーな方々と食事。
そのうちひとりはNYUへ、
もうひとりはColumbiaへ、
それぞれ留学経験があったり、、、
さらには、ぼくのCornellでのクラスメイトが、
その彼のHighschoolでのクラスメイトだったり、
N.Y.話題やら、
世界が狭いトークで盛り上がる。
で、留学時代にも思った事を改めて。
台湾と日本の国際化の違い。
日本人も台湾人も、
多くの若い連中がアメリカやらヨーロッパへ勉強しに行く。
だけど、いろいろな要因から、
昨今では台湾人の方がよっぽど国際的と感じる。
・国内経済の規模の差
一応は世界2位の経済大国である日本では、
「日本で学ぶ」、「日本で働く」ということへがまだまだ当たり前で、その価値も依然高い。その分、逆に言うと、国外での留学や就労はある意味、特別な行為。
かたや、台湾では、
まず、「台湾国内で学ぶ」という行為の価値は比較的低い。ある程度以上の層は、海外で勉強するのが当たり前。
「台湾で働く」ということも、ステータスとして高いとは言えない。
そもそも不安定な国家という点、マーケット規模が小さいという点から、海外で働くということが当たり前。若い連中は当たり前のように海外企業へ就職活動を行い。海外で働いている。
・明確な階層社会
さらには、日本よりも階層社会が明確。上の方の連中は、外に行くための資金も豊富。
加えて、この上流階層のファミリーはアメリカやカナダの永住権をもっている例が珍しくない。よって、子供を現地のhighschoolに通わせるケースが頻出。ちなみに、僕の知り合いの台湾人約10人ぐらいを見ても半分くらいは二重国籍。
・中国本土でのビジネスを見据えた母国語の力
今までは台湾→アメリカ・ヨーロッパ・日本という完全な外向きの構図だった。
それが、中国マーケットの拡大、さらには来年に迫った北京オリンピックの影響で、海外→台湾という流れも出来始めているように感じる。
台湾企業・台湾人材を利用して、中国に進出する海外企業。例えば、スタバの中国進出は台湾企業が果たしたし、上述の僕がメシ食った台湾財閥の連中もJVという形で、欧米企業の中国進出作業を行っている。
なにせ、政治的、歴史的背景はあるにせよ、
地理的な利便性と、公用語が使用できる強み、中国本土に比べて国際ビジネス慣習への順応性が高いから、台湾人の使い勝手が良いのは至極当然。
最近のコメント