さて、このセメスターも残すところあと数週間。来月末には卒業式を迎える予定。別にくっそ忙しかったわけではないんだが、またしても更新するのが久しぶりになってしまいまして。。。次回はマジメに勉強の事でも書こうかとも思うわけで。
でも、今回はラクロスの話。
今週火曜日にSyracuse戦を観戦してきた。
火曜日、Nagotiationのテストが7時まであり、その後急いでスタジアムに移動。ナイター戦ということと、Syracuse戦ということで、スタジアムも人で埋まっている。たぶん、半分くらいはSyracuseファンの方々。車で1時間で来れますからね。。。
で、結果は12-11でSyracuse。いわゆるシーソーゲームな良い試合。前評判ではcornell有利。今年のcornellは良い感じに仕上がっており、各下のPenn相手に1敗しただけの7勝1敗で4位。かたやSyracuseは、Mickyが卒業した後から始まった低迷期間が未だ続いており4勝4敗の12位。
試合のレベル自体は、いわゆるNCAAのTOPレベル。みんな良く走るし、シュート能力や1対1といった個人の基礎技術は高い。が、MLLほど洗練されたラクロスはやらない。個人的にはちょっと物足りない。
さて気付いたのは以下の3点。
(今回は評論家調で、いやらしく書いてみました。。。)
1)Syracuseのリクルーティングが成功している。
#1をはじめ、Freshman、Juniorの活躍が目立っていた。やっぱり、今の高校生にとってもSyracuseブランドはまだ強いのだろうか?リクルーティングチームもSyracuse黄金時代復興のために力を入れて長期的に動いているのだろ。
2)チーム戦術レベルは相変わらず日本の大学と同レベル
6on6の局面でやろうとしていることは、日本の大学レベルとほぼ同じに見える。違うのは選手の個人能力。
フルコートや、崩れた局面では、むしろ日本の大学の方がやろうとしてる事のレベルは高い。代表の影響だろう。しかしながら、ここでも選手の個人能力から結果が伴わない。結局、抜本的な解決策は個人の能力の最大化。
(ここで言う、”レベルが高い”というのは、ともすると”複雑”という解釈にもなりうる。”シンプル”な戦術こそがBESTであるという見方からすると、この日本の大学複雑な戦術が、レベルが高いという表現は語弊があるかもしれない。)
日本では即戦力のリクルーティングという概念が不可能な現状があり、チームを単年で見て結果を求める傾向が強い。そのため、どうしてもチーム戦術をこねくり回してその差を埋めようとする。これも、近年における、大学レベルの頭打ちの一因と思う。
3)残り2分からの4連続タイムアウト。
率直に、見ていて「おいおいっ!」と思いつつ、興味深い出来事。
まず残り90秒。スコア11-11。
Syracuse(S)が敵陣でポゼッション。ここでSがタイムアウト。Freshman#1のインバートによるセットプレーの指示。Cornell(C)のD陣が、クリスにいるエース#26バックトゥースなどを警戒している隙に、#1はすこっとショートDをかわして得点する。これで11-12.
さらに、得点後のフェイスオフをSが確保。しかし、Sが固くDサイドにパスを送ったところをCのAT陣が執念のライド。Cボールとなる。
残り30秒。スコア11-12。
ここでCタイムアウト。これは予想通りのタイムアウト。スペシャルプレーの指示。
プレー再開後2秒。またも、なぜかC再度タイムアウト。実は先のタイムアウトはフェイクで、この2秒でSのD陣形を確認したかったのだろう。SのD陣がマンツーマンでショートをきつめに張っていたのを確認したうえで、再度スペシャルプレーの指示を送る。
プレー再開。S、今度はゾーンDを引いている。で2秒後、Sが再度タイムアウト。要は、CがSのD陣形を見ながらスペシャルプレーを考えているために、Sはそれを困惑させようと、この2秒でゾーンをCに見せたということになる。
プレー再開。残り26秒。Sはマンツーの陣形。Cはスペシャルプレーから3本ほどシュートを放つが合えなく試合終了。
Sがゾーンを見せた後、自らタイムアウトしたところを見ると、結局、対スペシャルプレーで用意しているD陣形はマンツーマンだけだったのだろう。。。
この終盤でのNBA張りのタイムアウト合戦はなかなか見応えがあった。人によっては緊迫した試合に魔を刺したという意見もあるだとう。。。
以上。
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