NCAAの女子トーナメントの一回戦を昼休みがてら観戦してきた。BU対Colgate。試合はBUの圧勝。詳細はこちら。久々に女の子の試合をキチンと観戦した。これが結構レベルが高くて面白い試合だった。時間があれば来月のワールドカップ見に行ってもいいけど、ちょっと遠いかなー。。。
しっかし、思ったよりみんな切り替えとか、動き出しとか、が早くて驚いた。しかも、パスレンジが長い。(僕の頭の中にある、日本の女の子像とぐらべての話だが。) 15mくらいのパスは余裕でポンポンつないでたなー。そしてみんなよく走るなーと言うのが実感。男子のNCAAよりよっぽど動いてる気がした。いくらパスレンジが長いとはいっても、当然男子のパスの方が速いし、レンジも長い。だから女子の方が相対的にボールの動きが少なくなり、一見運動量が多く見えるのかもしれない。
と、雑感は置いておいて、、、
気になった点は3つ。
その壱。ゴーリーのクロスワークがなさすぎ。
ゴーリーから早い展開をしようとして、みんなすぐにスペースに走るんだけど、ゴーリーが長い距離のパスが早いタイミングで出せないもんだから、結局みんながわーっと開いたあと、しばらくして誰かが、Gの方に迎えに来て、その人にパスが渡ってクリアというsituationばっかだった。欲を言えば、Gのパス能力を上げるのが一番なんだけど・・・。いまからだとそれは難しい。だったら”Gがセーブして早いブレイクパス!みたいな理想の形にこだわらないで、例えば、遠投力&キープ力がある人がGのすぐ横にソッコウで落ちるのをお約束にして、Gはまわりを見ないで、絶対そいつにパスする。んで、そいつから長いパス出すなり、走るなりの早い展開した方がよっぽど良いとも思うんだけど。。。だった、”ゴーリー!早くパス出せー!”とか言ったってムリなものはムリ。できませんよ。
その弐。みんな、チェックがうまーーーーーい。バシバシ、ボール落としてた。
これは驚いたねー。普通にボール持って走ってるやつへの、チェックが巧いのだよ。フェイクチェックとか入れて、そのあとボール落とすチェックとか。。。日本もこの辺り気をつけないといけないんだろうね。ちなにみBUのATの子に160くらいのちっちゃい子がいたけど、彼女の全力で走りながらのクロスの隠し方はうまかったなー。後ろから追ってくる、巨人のクロスから逃げるように、胸の前だけで小さくクレードルしてたね。男子のATが良くやるように片手でクレードルして、もう片方の手でチェックをプロテクトするのは反則なのかなー。。。最近の女の子とクロスは結構キープがいいから、ちょっとうまい子ならそういうこともできると思うんだけれど・・・。
でもこのチェックの話、日本がアメリカ人と戦うのを想定すると、逆転の発想もありかと思う訳です。Gのクロスワークの話でもそうだけど、理想を追い求めても仕方がありません。要は点を多くとって、試合に勝つのが勝者なわけです。
つまり例えば、日本人とアメリカ人が試合する中で、日本人は間違いなくチェックでボールを落とされる機会は増えるのです。でも、ボールを落とされた時点では、相手ボールになったわけではなく、ただどちらのposessionでもないだけ。だから落とされた後のグランドボールとその後の展開次第では、逆に日本がボールをキープしている状態より点をとりやすくなるかもしれない。(と、まあ強引ですけどね。。。)
あと最後に、
その参。もっとスルーパスみたいなパス使えば良いのに。
日本人に比べればパスレンジが長いとはいえ、やはりNCAAの背の高いお姉さまたちでもやはり男子に比べるとパスレンジは短い。と言う事はフィールド上にOPENなスペースが有り余る事ってるわけですよ。みんなボールをもらいたい時はたいてい、ボールに向かって走っていくからね。でも、女子の場合パスミスしても、その場所に近い方のボールになるんだし、40mくらいのスルーパスを投げてそれに追いついて、スクープしてつなぐみたいなパスも大いにありだと思うんだけれど。。。
例えば、クリアのときにGとATの間に落ちるようなパスを投げて、GとATのグラボ勝負にするとか、Gは嫌がる思うよー。
と、そんなことを徒然っと、書き留めておきます。
なお、最近lacrosse関連のエントリーが増えてしまったので、来週からはこのblogの方向性を勉強の話中心に移していきたいと思います。
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