ワインを飲みすぎたせいか午前1時ごろ、顔も洗わず、何の準備もせずベットにうずくまる。旅の前日だというのになぜあんなに飲んだのだろうか。正確には僕自身にもわからない。目覚ましをかけているわけもないのに奇跡的に午前4時に目が覚める。顔を洗い、旅の支度を整える。たかが1週間、しかも赤道直下、荷物は自然に少なくなる。旅の支度が整うと、ひとつの葛藤にかられる。OperationのチームPJに対するmailを打つか否か。今日からspring break。この間は、一旦勉強は置いておいて、旅を楽しみ、そして普段なかなか考えられないことを考えるのに時間を作ろうとしていたからだ。全てを片付けて旅立ちたいという思いから結局朝7時までかけてPJへの意見とsuggestionを書き皆にメールする。完全にフリーな気持ちになり再びベットに向かう。出発が1時58分のため、あともう3時間くらい寝れる。二日酔いの旅は避けたかった。なぜなら最初の目的地Quitoは標高2800mもある。旅先で高山病で苦しむのだけはいやだ。
2回目の睡眠から目を覚まし、空港へ向かう。普段TAXIを使いがちだが、今日はなぜか電車とバスで行く気になる。自分自身がいつもより気楽な気分のため、多少のやっかいさは気にならないのだろうか。3時間前にきっちりとチェックイン。ボーディングタイムの10分程度前にgaitに向かう。しかし、定刻になっても搭乗が始まらない。なんでもMiamiの北でstormが発生しており、それの好転を待つとの事。結局、大事には至らず1時間半遅れの3時半に無事出発。connection flightの乗客が多いため、皆次のflightを気にしている。僕の場合は、経由便ではあるが同じ機体のを使うconnectionのため心配する必要はない。
機内で「remember who you are」を読んだ。これはHBSの卒業生が書いた本。HBSのprofessorが生徒に話した、自分たちの経験や考えの話を15本まとめた本。機内では3本読んだ。
ひとつめは、自分達がこうして生きていられるのはとても幸運なことだ、という結論。
ふたつめは、我々は不十分な情報で、はっきりとした結論を下さなくてはならない、というもの。
みっつめは、家庭と仕事場での自分達のあり方について。
結論だけ並べると一瞬ありきたりのものだが、どれも話の進め方がとてもattractiveだった。実際の経験をspecificにemotionalにaudienceに話しかけ、最後にそこから得た結論と提言を出す。そして、その一つ一つが非常に奥が深く、考えさせるものだった。旅の最初に読む本としてはとてもふさわしい本だ。
Quitoに到着したのは夜中の1時前。ホテルに直行して、そのまま爆睡。
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